『海洋国家アメリカの文学的想像力―海軍言説とアンテベラムの作家たち―』
中西 佳世子、林 以知郎 編
開文社出版 978-4-87571-092-9 336頁
定価 3,024円(税込) 刊行年 2018年4月
海洋国家アメリカの揺籃期である19世紀、
目 次
序・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
第一部 海洋国家アメリカと海軍の言説空間
海洋国家アメリカと海軍の創設・・・・・・・・・・・・・・・・
十九世紀アメリカ海軍の教育制度・・・・・・・・・・・・・・・
── 海軍兵学校の規律重視から海軍大学校の効率重視へ
バーバリー海賊と建国期のアメリカ文学・・・・・・・・・・・・
士官候補生たちの「誤読」・・・・・・・・・・・・・・・・・・
── 艦上の読書共同体と「物書く/船乗り」たちのいさかい
第二部 海洋国家アメリカの文学的想像力
ホーソーンが編集した二つの航海記の海軍言説と『緋文字』・・・
ホーソーンとペリーが共有した海軍言説・・・・・・・・・・・・
── イマジネーションと現実の接点
船乗りの民主主義・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
── 合衆国の理想と現実
元水夫の物語・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
── メルヴィルの海洋文学における抒情性とノスタルジア
混沌のトポス、拡散する海図・・・・・・・・・・・・・・・・・
──「エンカンターダズ」を読む
二つの軍艦物語を通して変化するメルヴィルの視座・・・・・・・
── 人種と階級、それぞれの「深淵」をめぐって
島嶼国家アメリカへの道・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
── 再建期、大西洋横断通信ケーブル、ホイットマン
あとがき・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
索引
執筆者紹介