【主要目次】

第一部 精読と間テクスト性
  政治テクストと美学テクスト (高野泰志)
  「手堅い現金」と「泡のごとき功名」──ホーソーンの創作と報酬 (中西佳世子)
  「ヴァビーナの香り」の追加──『征服されざる人々』における登場人物と作家の成長 (島貫香代子)
  抒情する反逆者──『オン・ザ・ロード』と白い音楽 (舌津智之)

第二部 精読を精読する
  読むことと書くこととヘンリー・ジェイムズの『過去の感覚』 (竹井智子)
  宙吊りの生に宿るネガティヴ・パワー──ベン・ラーナー『アトーチャ駅を後にして』を散文詩として読む可能性 (吉田恭子)
  ある黒人の「文字通り」な抵抗──ジェシー・レドモン・フォーセットの「エミー」 (杉森雅美)
The Nickel Was for the Movies──フィッツジェラルド『ラスト・タイクーン』の一場面をめぐって (森慎一郎)

第三部 精読と文学教育
  英語文学専攻と精読指導──アメリカの高等教育 (杉森雅美)
  パワーポイントのない風景──文学的な精読を考える (伊藤聡子)

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