橋本安央著 『痕跡と祈り――メルヴィルの小説世界』(松柏社、2017年11月刊行)

神なき時代――文学と祈りを主題に据えたメルヴィルの文学世界をめぐる近代小説論。新訳「ホーソーンと彼の苔」(詳註付)を収録。

四六判上製、367ページ、4104円(税込)

目 次

第1章 棄子(すてご)の夢 『白鯨』I
第2章 エイハブの涙 『白鯨』II
第3章 父の肖像 『レッドバーン』
第4章 自己という謎 『ピエール』
第5章 狂気の鏡 『詐欺師』
第6章 テクスチュアル・クーデター 『ビリー・バッド』
第7章 永遠の風景 『タイピー』
第8章 道化の祈り 「コケコッコー!」
第9章 幻視のゆくえ 「ピアザ」
第10章 痕跡と文学 「エンカンターダズ」
第11章 死の虚空、痕跡の生 「バートルビー」
翻訳 ホーソーンと彼の苔(ハーマン・メルヴィル)

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