2017年10月14日・15日、鹿児島大学で開催された日本アメリカ文学会第56回全国大会において、関西支部の渡邉克昭先生が日本アメリカ文学会賞、井上詩歩子さんが日本アメリカ文学会新人賞をそれぞれ受賞され、表彰されました。関西支部所属会員お二人のダブル受賞は今後の関西支部の活動にも大いに刺激をもたらしてくれることでしょう。

お二人の授賞式の様子を、懇親会でのスピーチの内容と共にお伝えいたします。

 

[渡邉克昭氏スピーチ]  このたびは、拙著『楽園に死す―アメリカ的想像力と〈死〉のアポリア』(大阪大学出版会、2016年)にて、第2回日本アメリカ文学会賞をいただき、まことに光栄です。この歳で賞をいただくのは望外の喜びであり、いささか気恥ずかしい気もしますが、今後とも研鑽を積み、さらなる研究に勤しみたいと思っております。

 

[井上詩歩子氏スピーチ] この度は、日本アメリカ文学会新人賞に選出していただきましたこと、誠にありがたく、光栄に存じております。このような栄誉は自分に縁のないものと思っておりましたので、受賞の通知をいただいて大変驚きました。論文の査読、新人賞の選考に携わって下さった全ての先生方に心よりお礼申し上げます。また、口頭発表をはじめとする様々な場で貴重なご助言を下さいました先生方、論文の執筆を指導して下さった神戸市外国語大学の先生方にも、この場をお借りしてお礼申し上げます。
現在は博士後期課程に所属しており、博士論文の執筆に励んでいます。今後もこの賞を励みとし、更に研究に精進してまいります。本日はどうもありがとうございました。