2019年度の関西支部総会は、令和への改元に伴う十連休のあと、5月11(土)に関西学院大学上ヶ原キャンパスにて開催されました。定足数84名(特別賛助会員を除く336名の4分の1:会則第7条2項)に対して出席者(54名)と委任状(116名)を併せて170名となり、総会は無事成立いたしました。京都先端科学大学の古木圭子氏を議長として議事審議が行われ、支部の「2018年度決算報告書」、「2018年度決算報告明細」、「2019年度予算書」、「2019年度行事予定」、「会則改定」が承認されました。

講演では、京都女子大学・金澤哲氏の司会のもと、相愛大学名誉教授の山下昇先生から、「後期フォークナーのおもしろさ――スノープス3部作を中心に」と題し、『村』、『町』、『館』と続く3部作の主題と技法の変化をたどりながら、後期フォークナー文学の到達点についてお話いただきました。聴衆一同、先生の平明な語り口と深い学識に魅了され、じっと聞き入っておりました。自作について語るフォークナーの言葉は「ほとんど嘘、でも本音も少しはある」というコメントも、長年にわたりフォークナーを読んでこられた山下先生ならではの含蓄に富んだ洞察と感じた次第です。

講演会が終了する頃には日も傾き、気持ちのよい初夏の夕暮れとなりました。恒例の懇親会は佐々木隆先生の乾杯の音頭で始まり、談笑の輪の中でビールやハイボールのグラスも次々と空になっていきました。皆様のご協力により、こうして一日の行事を盛会裡に終えることができました。

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